ダンジョウたち三人と
公安警察のコヴとウナージュ
蛮三會組員の植物人間
イモムシカーの車内は
定員オーバーでぎちぎちだった
本当は規定違反なんだがなぁ
まぁそんなことも言ってられんから
今は目を瞑るとするか
コヴが仕方なさそうにため息をついた
それはそうと臭いわね…
アオダン、たなたね…
どうやらこれは植物人間の名前らしい
青臭いな…
青野菜と変な汁を混ぜたにおいがするよ…
そんなぁ!臭い臭いって、
連れてきたのはあんたらだろう?!
うるせぇ!
手間かけさせやがって!
ここまで来るのに大変だったんだぞ!
ダンジョウはまたしても
完全にヤクザであった
イモムシカーは再度プラントに着いた
着いたわよ
ここは正面だろう?
裏口があるんだ、裏口へ回ってくれ
案内する
プラントの巨大な建造物の裏側には
地下通路のような入り口があった
── 秘密の入り口、地底帝国の詩。