周りを見渡し 気になる色は あなたの放つ パワーの正体 ── 生きる術を、教えてくれる。

過去に拘りすぎてると 未来に置いてかれちゃうよ ── あなたの内側に、未来がある。

言葉の端々 一字一句 神々の鏡 ── 文字の乱れは、心の乱れ。

悪く言う人 悪く言う人を 悪く言う人 悪く言う人を 悪く言う人を 悪く言う人 好いことひとつ 言ったらどうだい ── 愛することを、恐れないで。

音速超えて 光速超えて 刷り込まれている 量産型パラメータ ぼくがきみに きみがぼくに ならないように ── あなたは、あなたのままでいて。

翼になんて 興味はない ぼくは こいつの パイロット ── 急げ、夜明けの撃墜王。

完成させたら つまらない 未完成こそ すばらしい 人間だって 完成せずに 死んでゆく 人間みんな すばらしい ── 未完成の、過程は大事。

身体が重たくなったなら 抱えた荷物を 下ろしてあげて あなたの荷物は 誰かにとっての 大事なものかも しれないから ── 潰れてしまう、その前に。

朝と夜を繰り返す 今までずっと 変わらないこと これからもずっと そのままでいて ── 時代が変わっても、変わらないこと。

ぼくらが 静かに眠る頃 それは頭上で 静かに微笑む 真っ暗基盤の 粒子の光 ひとつひとつが ぼくらの思考と 直結してる ── ぼくらは電脳世界の、人造人間。

流行りの上流 滝登り 一生懸命登った先に 待っているのは 朽ちゆく未来 きみがホントに 好きなもの 川に流す 必要はない ── 渓流の石の上、ひたすら耐えて待て。

苦い薬が 良い薬なら 今在る殆ど 不良な薬 ── 薬という名の、第二の通貨。

口をあんぐり開けて 虚空を見つめる ヒマなんてない 一刻も早く 遠ざからなくちゃ だからその脚は 止めないで ── 一生懸命に、抗い続けろ。

ぼくらは死んだら どこへ行く？ おばけになって 現れる？ 意思を操る 器官があって 記憶データが 放出される インターネットの 具現化 きみのことであり ぼくのことでもある ── 見えないものも、存在している。

身の丈ほどある 大きな斧で ねぼすけサンタが 叩き割る 歪んだ窓を 破壊する たちまち人々 だらりと倒れて 人形みたいに 床とおしゃべり ── 大木の下に埋まる、プレゼント。

確からしい ことほど 不確かな ことはない ── そこに希望を、見出さないで。

すべてのものに意味がある 静かに進む秘密の計画 微かな空気の変化でも 気のせいだなんて 見過ごさないで ── きれに磨いた、こころのアンテナ。

ぼくらの仲間の殆どは 恐怖の電波で殺された 残る人類はあとわずか 人のままで死ぬために ぼくらは今を生きている ── 人のままで生きること、あなたの生まれてもった使命。

たくさんあっても 嫌になるだけ いつもあっても 飽きるだけ 虚しさが来る その前に 掬い上げた一欠片 わたしはそれこそ しあわせと呼びたい ── 一欠片を組み合わせ、やさしさとする。

むかし遊んだ 玩具はやがて 知らないうちに 兵器と化す 思い出に 殺される 思い出が 刻まれる ── 思い出と、戦う覚悟。

自分を守る 氷の仮面 太陽の光 身体に浴びて 溶けて流れて 海になる イルカのような クロールで 向こう岸の きみのもとへ ── 泳ぎ疲れたら、波に委ねて。

こんなに空気は美味いのに 仮面を着けて歩いてる こんなに景色が綺麗でも 外へ出なけりゃ確かめられぬ ぼくらは 仮面を被った 土竜のようだ 見えなくなった両目から 溢れる悲しみのクリスタル ── 地上に住んでる、地底人。

それは 何かに 夢中な 証 ── こころの火花、弾けた印。

スタックアンプを突き抜けて 稲妻の便りがたくさん届く うちのポストは張り裂けて 細胞内は大騒ぎ ぼくの身体の震えは止まず 核融合を繰り返す きみの稲妻 ぼくに届いた ── エレクトリック、テレパシー。

たったひとつ 踏み外しただけ 二つ名もらって 返ってくる 三人だけの 密室は いのちを削る 準備室 ── 人間、そんなに柔じゃない。

きみがそうと感じたならば それはそうでもいいかもしれない ぼくがそうと感じたならば それはそうでもいいかもしれない そうでなくてはいけないことも そうでなくてもいいかもしれない ── なにひとつ、なにでもない。

誰かに聞いた話より あなたが聞いて確かめて 誰かの目で見た景色より あなたの目で見て確かめて 誰かが触った感じより あなたが触って確かめて 誰か嗅いだにおいより あなたが嗅いで確かめて 誰かが舌で読んだものより あなたが舌で確かめて 誰かが見えない…

あたりまえなら こまらない 安心感の満たす時間 あたりまえでも あなどれない ありえないことも 起きるから あたりまえには なりえない 非習慣化の習慣 ── 慣れほど、怖いものはない。

頂点こそが 頂上の 力の象徴 ピラミッド 重力なんて なくなれば 四つ角全部 自由の象徴 ── 社会の縮図、崩壊のリズム。

ぼくの知らない世界は ぼくが知りたい世界だった ── 知らないことで、知ることもある。