ヒトリゴ島

生きとし生ける、ひとりごと。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

見えない爆弾

誰もが持ってる 見えない爆弾 導火線の長さまで 人それぞれの 見えない爆弾 舞い散る火花は 炸裂する日を 待ちわびる 誰かと会うたび 短くなってる 導火線 どうにかしないと いけぬのだけれど どうにもできない 導火線 宇宙の彼方へ捨ててくれ でないと世界…

リ・バース

昨日の自分と 今日の自分 今日の自分と 明日の自分 同じに見えても 実は違う 全く別の 違う自分 今日も何処かで 殻の破れる 音がする ── 鏡に映る、新しい自分。

砂時計のサイクル

月の繭に包まって 夜明けが来るのを じっと待て 朝焼けの音が 聞こえたら こじ開け外へ 飛んでゆけ 羽が傷つき 飛べぬなら 月の繭に包まって 夜明けが来るのを じっと待て ── 儚いいのち、だから楽しい。

きれいなもの

溢れてこぼれた おとしもの いつしか失くした あのこころ 暗くて深い 海の底 煌めくなにか 落ちていた 二枚貝の殻のなか やっと見つけた きれいなもの ── 失くしたものは、きみのすぐ側。

空想神話

作り話と 侮るな 真実は いつも そこにある ── 空想上の、ホントの話。

幻夢大戦

見えない敵との戦争が いつもの場所で起きている 平和の夢を見る人は 幻想のなかへ消えてゆく きみの求めた真実は いつしか嘘へとすり替わる 活力のための食料は ぼくらを腑抜けに変えてゆく 電光石火で銃を取れ 目醒めるためのレジスタンス ── きみの敵は、…

欲しいものなら

喉の奥から 手が出るくらい そんなに欲しい ものならば 喉の奥から 手を出して その手で掴んで みせたらいい 口を開けて 待っていても 誰も入れては くれないよ ── 何でも手に入る、きみが望めば。

よみがえり

生きて還って よみがえり 不死鳥のように 舞い戻り 星とひとつに なるまでの 遊びを探しに 旅に出る ── チケット代わりの、羽を手にして。

マクロとミクロ

ぼくらは誰かの 世界の一部 ぼくらも誰かの 世界の真実 ── 無限に増える、世界は震える。

新しい世界

歪んだ思いの 描いた未来 在るものが無く 無いものが在る うんざりなのさ こんな世界 みんなが思い 描いた未来 在るもの 無いもの その通り もうすぐ来るさ 新しい世界 ── すべての真実、白日の下へ。