2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧
信じられないくらい メガトンパワー 頭のながが 爆発しそうだ イメージ畑の 濁流荒波 身体も勝手に 動いて(い)る 誰もぼくに 触れないでくれ ── 触れた瞬間、消し飛んでしまう。
手のひらのポラリス 落ちてゆくライム 潰れた野良犬 飛び出たスライム うまい具合に 口内に入る 疲れた背中を ドロップキック くの字に曲がった 身体は虚しく 泣きながら淹れた ローズヒップ サイケでリックな リズムをライム ── 穿つ言葉は、ルックライクス…
てんとう虫の 背中の模様で 今後の運命が 変わるとすれば 不思議な音楽の 音符がいいや 奏でるだけで 踊り出したくなる様な そんな音楽の 音符の模様がいい ── 捉え方ひとつで、見え方も変わる。
太陽は出ていないけれど ぼくの部屋には ヒカリゴケの絨毯がある だから夜でも ほんのり明るい 真っ暗闇は ちょっと怖いから この絨毯の 程よい明るさは 不安な気持ちを 和らげてくれる 肌触りも 獣の毛並みのように ほんのり暖かい ── このまま、眠りに就こ…
闇夜を切り裂く 一閃の光 通った後には 名も無き粒子が はらはら 降り注いでゆく このまま空が ファスナーを 開けるように がばと開いたら 何が出てくるだろう ── ぼくらの知らない世界が、見られるかも知れない。
金色の草原 太陽光を放つ花々 その光を反射して 輝きを纏う 甲虫の群れ 負の感情は たちまち恐れ慄き いつの間にか 消えている ぼくはいま きらめきヶ原に 立っている ── 不思議と、視界は眩まない。
動物をはじめ 花や虫だって 生きとし生ける すべてのものに 意識はなくても 意思はある 言葉を持たぬ代わりに 全身を使い 意思表示をする どんなフィルターをも通さぬ こころの叫び そのものだ ── 物質に囚われたものには聞こえぬ、魂の叫び。
この世界に 存在するもので 正しい使い方が 出来ているものは 果たしていくつ あるだろう 説明書に書いてあったり 使い方を習ったものでも それが正しいとは 限らないかも知れない まだ見たことのない 機能だって 眠っているかも知れない ── 見覚えのあるも…
曼荼羅やら 三千世界やらと 呼んでいる 絵に描かれた世界は 実在している 彼ら地底帝国の 住人である地底人は 地上人の世界を 今か今かと 狙っている 彼らにとっては 我々が地底人で 本物の太陽を中心に 世界が回っているのだ ── 彼らの真上には、いつだって…
ここだというとき それははたらく 自分のなかで トゲが刺さるのだ それでも 痛いなんてことはなく こころの裏の スイッチの部分を 突き動かすような イメージだ 最早考える早さを ゆうに越えて 身体は動いて 物事を起こしている ── 普段、滑らかな表面でも。
あなたを纏うもの あなたの取り入れた ものそのもの それがオーラや 気迫となって あなたを囲む 環境に作用する なりたい自分に なりたいならば 取り入れるものも 選んでみることだ ── 自分の本当に求めるものは、自ずと引き寄せている。
やっぱり身体が 受け付けないもの やっぱりそんなに 好きじゃないもの もう一度だけ 自分に聞いて やっぱりそうなら そういうことだろう 今後なにかの拍子に 変わることだって あるかも知れない だからその時もまた 自分に聞いて やっぱりそうなら そういう…
いつも見ていた景色に ぼくの船はあったのだ 見て見ぬ振りをしていたか ただ単に見えなくなって いたかも知れない オールもセットで しっかり揃っている もう準備は懲り懲りだ 人生はどの瞬間も 本番なのだから 年季の入った船で ぼくは沖に出た ── いつでも…
沖に出るための 船を探して 寂れた浜を ひたすら彷徨う 一片の曇りもない 真っ直ぐな目で あたかも船の場所を 知っているかのように けれどもぼくは もう船を持っていたばかりか 宝の在処に向かう準備は とうの昔に 出来ていたのだ ── 準備をする準備をして…
いつか描いた 宝の地図は 記憶の彼方の 砂浜のなかに 忘れ去られていた 時を越えて 寂れた浜に 捨てられていた 古い地図を 拾い上げた これは ぼくの描いた 宝物の地図だ ── 地図を片手に、船を探した。
月のよく出た 明るい夜には 滅びた文明の 神殿の跡地で ディスコパーティが 開催される ゾンビや骸骨 吸血鬼たちは 世が明けるまで 踊り明かすのだ 間違っても 朝になっても 踊っていないように ── 太陽の照明で、消し炭になるから。
海門のベルや 数字の魔力 雪に混じって 降り落ちる羽を 見かけたら あなたの近くで 天使が飛んでいる 見かけたとしても 誰にも言っては いけない 信じり人 ばかりじゃないから ── 小さな幸せ運ぶ、白い配達員。
歩く歩幅も 道を鳴らす靴の音も 高鳴る心音も きょうは全部 四つ打ちの ダンスビートさ どんなに暗い顔でも ぼくと歩けば ダンスを踊る 憂鬱な日中を凌げば ネオン渦巻く ダンスホールが 待っているよ ── 嫌なことも、踊ってやり過ごせ。
熱のベールを 生み出すために こころの暖炉に 薪を焼べる ひと通り ベールが出来たなら 寒さを凌ぐための マントを編む それが出来たら 張り合わせて テントを作る これで寒さは 和らぐはずだ ── テントが駄目なら、お次は家だ。
冬将軍の跨った 愛馬は白く 透き通っている まるで肉体を 持たぬかのように ガラスのように 透き通っている 氷の蹄は アスファルトを 蹴り上げると 突き抜ける音を立てて ふわり持ち上がる 残像のような影からは 粉雪が 白砂糖の如く 静かに渦巻いている ── …
いつも病に かかるものは 自ら病を 呼んでいることに 気がつかない 呼んだ病に 取り憑かれるのだ そしてまた 治ったとしても 新たな病を 呼び寄せる だから 気にしないことは 大切なこと ── 名は体を表す、体も気を表す。
普段はにこやかに 過ごす人でも 必ず何処かに 毒の包み紙を 持っている 寧ろ そんな人の方が 至るところに 持っていたりする 笑顔の仮面の 下に隠した うるる悲しき 涙の素顔 滴り落ちるは 毒の雫 ── そんな毒を浴びたら、ひとたまりもないだろう。
本当はやっては いけないけれど さなぎの背中の ファスナーを開けると 中身は卵の 黄身と白身が 混ざったように どろどろしている 液体だ まだ少し 身体が出来るまでに 時間がかかりそう だから ファスナーを 戻してあげて ── 見てはいけないものも、この世…
傷付き 破れた 思い出も 色褪せ 廃れた 品物も すべて綺麗に 入れ替える また新しい 思い出のために ── 古いものは、胸の奥にしまっておいて。
朝かと思ったけれど 夕暮れなのかもしれない 人が勝手に決めた 時計というやつは 酷く不正確だ 指している時刻と 実際の時刻が まるで伴っていない 寧ろ 時刻というものは はなから存在しないのだ 身体はしっかり正直で 明るいか暗いで 判断している 実際の…
何をそんなに 怒っているのか こちらには全く 検討がつかぬが 暴風域の精霊が 怒り狂って 暴れている きっと何か 嫌なことでも あったのだろう 吹きつける風を 抱きしめて 少しでも止めば 良いのだけれど ── 飛ばされぬよう、受け止めて。
空が大火事だ 消防車では 消すことの出来ない 炎が空一面に 渦巻いている 雲に見えるそれは どす黒い煙であった ここは 水瓶座の消防団に 任せるとしよう ── 終末色をした、朝焼け。
身体のなかに 存在している そんな名称の 工場がある お腹の中心に 位置していて 食べたものから 気を生成するのだ だから 工場を 稼働させるための 燃料の質は 良いものに 越したことはない ── 蔑ろにしてしまいがちだが、大切なこと。
この世の中には 魔法の薬は 存在しない ただし あなたとの 相性によっては 劇的に病を 治してしまう 薬もある それは 薬と呼ばれる ものであったり またそうでない ものだったりする ── それを見つけることも、生きる楽しみのひとつだ。
身体の声に 耳を傾け 身体の声と お話すれば 自ずと 大きな傷も 見る見るうちに 癒えてくる どんなに深傷を 負おうとも 身体の声に 耳を傾けることだ ── さすれば、身体は応えてくれる。