頭に生えた 根っこから 意思の力を 吸いとって 言葉に変えて 悲しい世界へ 向けて吐き出す ── 安住の地を求め、今日も旅立つ。

瞳のなかを よぉ〜く見つめて 光がどこにも 見当たらないなら すぐにそこから 遠くへ逃げて ── 人智を超えた、未知の存在。

あなたの 富や権力 その他のすべて その子に与えたらどうだい あなたより 有効に使うに違いない ── 悪意に、苦しむ子どもたちがいる。

誠実な 鎧を纏った 不謹慎 ── いかなる誠実さも、寄せ付けない。

一家に一台 洗脳装置で 人のこころは 思いのままに ── そこから邪悪な、意志を感じる。

真面目ぶっているやつが いちばん卑怯だと思うな ── 風で吹き飛ぶ、醜い本性。

何かしていないと 何もしていないことに なるなんて 何もしていないことも 立派に何かしている ことじゃないか ── 焦りほど、判断を鈍らせるものはない。

みんなが 歩くその道を あなたも 歩くことはない あなたの 見たいもの 知りたいものが あるならば こころに耳を傾けて 自分の道を 歩けば良い ── そのこころには、色んな道が続いている。

みんな なにかを 抱えて 生きている それは いのちの 重さと おなじ ── 抱えたものは、叶えたいなにか。

この世で起きて いることは この世で 考えられないような 場所で起きている 出来事の 副産物 ── 逆に利用、してみよう。

予言が当たるのではなくて 予言が当たるように祈り 虚言にならないよう 呪言をひたすら 無言に秘め 叶える ── 言わずと知れた、一種の呪い。

ホントのことを 知っているから 狂った人と 呼んでいる その近くに居る まともに見える おとなしそうな 危険な人 ── 滲み出ている、悪意を読み取れ。

あなたに似た 誰かに似た あなたとは違う 誰かに似たような あなたに似た誰か ── 今も、目の前を通り過ぎていった。

知っているはずのものごとを あたかも知らないふりをする 気づいたはずのものごとを 隠して嘘で取り繕う そんなことばかりしていたら 気づけばあなたはそこにいる ── 違和感に、敏感に。

喩え 身体は 借り物でも 一生懸命 生きること それは無駄な ことではない 一生懸命 生きていればの 話だけれど ── 入れ物は、最も簡単に作り替えられる。

ぼくらみんな 月によって 動かされている 夜空に浮かぶ マザーコンピュータ ── 闇夜に揺れる、身近な真実。

恵まれすぎていたりすると 却って不便な事もあるんだ ── そのバランスが、大切。

時代が進むと 花びらが 覆い被さり 本質は 事あるごとに 綺麗に ぼやける ── ハリボテの花びら纏う、醜い真実。

誰かの 何気のない嘘が あたかも まことと されている ぼくらが 学んできたことは 本来 要らない ことかも知れない ── 一度の嘘が、一生を変える。

黒は白に 白は黒に すべてのことが覆る 何も起きて いないかのように ゆっくり ゆっくり 世界は変わる ── それでも、日常は続く。

やさしくなれない人々を 時代は生かしておきません ── 淘汰される、種族のひとつ。

何度も 何度も 栄えて滅び この大それた 実験を繰り返す あと何回 栄えて滅べば 実験は成功 するのだろう ── 星を巻き込んだ、大実験。

むかし作られた物語 未来へ向けた警鐘か はたまた予言の ひとつとなる ── 記録された、未来のメタファー。

あなたがむかし 失くしたものは 未来でかならず ひろえるはずさ だからあせらず 今日を生き抜け ── あなたが生きなきゃ、皆の明日は来ない。

おかしなことが たくさんあると 何がおかしいか 分からなくなる おかしいことが あたりまえで あたりまえ だったことが おかしなことに 変わってしまう みんなおかしく なってしまった 早く元に戻ってよ ── 戦争終結の、祈りを込めて。

仕方ないで 済ませていたら やればどうにか なりそうなことも 全部仕方の ないことだ 我々、人類 仕方なく 今日のここまで 来てしまった ── その一言で得るもの、失うもの。

きみがこどもに戻る頃に いつもぼくらはオトナになる ぼくらがオトナになったとき きみはそこに立っているかな？ ── こどものままの、オトナもいたな。

夢の続きは見られないけど ぼくらいつでも夢を見ているよ 先の見えない夜道だけど 遠くまで見据えているよ ── あなたの夢は、なんですか？

争う暇が あるのなら 和やかに 日々を 過ごしましょう ホントの ことなど 誰も知らないのだから ── 信じるものは、あなたが選んで。

すべての点を 繋ぎ合わせて 立派な映画の 出来上がり ── 誰が見るのだ、こんなくだらない映画。