ジジジ
外に出たふたりの脳内に
何やら妙な音がする
あ
あ
聞こえるか
博士
やっと通じたわい
ずっと通信し続けて居たんじゃが
全然繋がらんから
どうしようかと
思っていたところじゃ
こっちだって
色々大変だったんだから
鏡はもちろん
しっかり手に入れたわ
テンムス無事だったか
よかったよかった
ふたりとも
山の方へ来てくれ
テンムス探しをしていたら
妙なものを見つけたんじゃ
ふたりは博士の言う通り
カタツムリバイクを
山の方へと走らせた
── 博士の発見、地底帝国の詩。