ヒトリゴ島

生きとし生ける、ひとりごと。

超力電磁砲【8-3-3】

ダンジョウは

巻き貝型マシンのかなで

四苦八苦していた

出口がどこにもないから

閉じ込められたのか

なんだか

外は動いているような感じだな

まったく外の様子が分からない

ダンジョウの腕には

鏡の断片が抱えられていた

これを上手く利用できれば

突破口が開けるかもしれない

一方外では

超力電磁砲の蓄電が完了し

今まさに

放たれたところだった

テンムスは驚愕のあまり

声を出すことが出来なかった


── 絶対絶命の状況、地底帝国の詩。