ダンジョウは機転を効かせて
撃ち込まれるエネルギー弾を
投げられた卵を受け止めるように
勾玉光輪で受け止めてみた
光の網を作って
一瞬だけ頂回復のモーションに入り
エネルギー弾を身体に
吸収させるようなイメージだ
一瞬一瞬の出来事ではあったが
心力は確実に回復して行った
エネルギー弾を受け止めては
頂回復をして
足場から足場へ移って飛んで
そしてまた頂回復をして
その繰り返しではあったが
消費が回復を上回ると
ダンジョウの疲労は
どこかへ吹き飛んでいった
頂上らしき場所へ着き
ひと休みしようとしたが
そんな暇はなく
次の試練が待ち構えていた
── 少年たちを待つものは、地底帝国の詩。