ヒトリゴ島

生きとし生ける、ひとりごと。

他人の自分

自我のなかに

誰かいる

わたし以外の

知らない誰か

いつからそこに

居るのだろう

会話を交わした

こともない

悲しい気持ちの

真んなかを

裸足でずかずか

歩いてる

スリッパくらい

履いてよちょっと

 

── きみはいつまで、そこにいるのか。