自動操縦でよかった
合成人間が乗っていたら
大変なことになっていたな
あ
この後のこと
考えていなかった
ダンジョウは
ドラゴンマシンを
突き抜けたまま
雲間から真っ逆さまだ
なんと無茶な
タヅクリは
急いでUFOを起動させ
ハッチを開けて
ダンジョウを
バイクごとキャッチした
ふぅ
助かったよ
ありがとう
相変わらず
やることが無茶苦茶じゃな
それでも成功しちゃうところが
ダンジョウよね
バイク壊れちゃったから
博士頼むよ
相変わらず
ワシの扱いが雑じゃの
水の精霊は
UFOの背後に
隠れていたらしく
そそくさ
前に出てきて
案内を再開した
そろそろ正門が
見えてくるかしら
迷彩機能を作動しておくかの
UFOは
雲と空の色に紛れた
雲の迷宮を
やっと抜けると
そこには巨大な
人間の口の様なものが現れた
これが正門
── 次の冒険の入り口、地底帝国の詩。