公安警察に所属する
警部補コヴ
巡査部長シャッケイ
巡査長ウナージュは
頭を抱えていた
どうなっているの
最近の犯罪件数が
うなぎ上りよ
これじゃあ
いくら取り締まっても
キリがないわ
うむ
マフィア連中に
勢いがついて来ているのは事実だ
このままでは
我々公安の面目が丸潰れだ
何か良い方法が
降って来ないものか
コヴは
窓の外を見ると
慌ててふたりを退避させた
がしゃあんと
さっきまでコヴの立っていた付近は
木っ端微塵に砕け散っていた
原因は
謎のUFOだった
── 良い方法が降って来た、地底帝国の詩。