ヒトリゴ島

生きとし生ける、ひとりごと。

西都市公安警察【13-1-1】

公安警察に所属する

警部補コヴ

巡査部長シャッケイ

巡査長ウナージュは

頭を抱えていた

どうなっているの

最近の犯罪件数が

うなぎ上りよ

これじゃあ

いくら取り締まっても

キリがないわ

うむ

マフィア連中に

勢いがついて来ているのは事実だ

このままでは

我々公安の面目が丸潰れだ

何か良い方法が

降って来ないものか

コヴは

窓の外を見ると

慌ててふたりを退避させた

がしゃあんと

さっきまでコヴの立っていた付近は

木っ端微塵に砕け散っていた

原因は

謎のUFOだった


── 良い方法が降って来た、地底帝国の詩。