靄のなかのファンタジー
水平線をぼかす
靄の向こう側
そこだけ別の世界へ
繋がって(い)る
ゆっくり進む船は
そのまま帰って
来ないだろう
忙しなく
飛びたった烏も
そのまま帰って
来ないだろう
宙を舞う
感情を丸めて
靄の向こう側へ
投げてみよう
── 旅立った者だけが知る、おとぎ話。
水平線をぼかす
靄の向こう側
そこだけ別の世界へ
繋がって(い)る
ゆっくり進む船は
そのまま帰って
来ないだろう
忙しなく
飛びたった烏も
そのまま帰って
来ないだろう
宙を舞う
感情を丸めて
靄の向こう側へ
投げてみよう
── 旅立った者だけが知る、おとぎ話。