ヒトリゴ島

生きとし生ける、ひとりごと。

自分

かつて我々はひとつの意識だった

そこから切り取られたそれぞれの意識

それが自分という名前の存在

意識は雲のように散りばめられて

生まれ堕ちるときに

ちぎって身体に埋め込まれる

人々は

本来あるべき姿へ

戻ろうとしているのかもしれない

けれどもそれは

進化することを諦めた

言い訳にしかならない

 

── あなたがあなたであることの、大切さ。