ぼくはいま どこに立って いるのだろう ここは 見渡す限りの 白い部屋 周りに物は 見当たらない 周りに人も 見当たらない ぼくの知って(い)る 現実は こんなに 殺風景じゃないのに ── それが真実、それが現実。
すべてのものが 見渡せる すべてのものと ひとつになれる ぼくの周りを 取り囲んだ 無数の円が 交差する 目には見えない バリアとなって 出会った円と 縁をつくる ── 手を繋ぐための、大切なかたち。
全方位を網羅する 死角はあって 無いようなもの 真上を飛んで(い)る カラスの群れも 背後に潜む 黒い殺意も すべてわたしには お見通しだ ── どこからでも、かかって来い。
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