2024-10-02 現実 詩 日記 借り物の日々が 途端にぼくに 牙を向く 幻想的な花畑も 温かい食卓も 楽園をめぐる冒険も 全部ぜんぶ夢だった 目の前には ただ、ただ だだっ広い荒野が ひろがっているだけ 丹精込めて作った野菜は 全て引っこ抜かれ 湧き水も枯渇している 空では鈍い太陽が 厚い雲の切れ間から 迷惑そうに覗いてる かろうじて わずかな日差しが 地面に降り注ぐ 照らされた土には まだ芽が出たばかりの 豆の木の苗が ひび割れから顔を出していた