2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧
目の前の料理は 今から全部 食べ放題らしい 焼きたてのパンや ぐつぐつ煮込んだスープ 新鮮な野菜や果物が ところ狭しと並んでる ここがどこだか わからないが こんな美味しそうな料理に 毒なんて入ってないだろう ぼくはコーンスープが 大好きだから 焼きた…
稲荷神社の きつねさま こんこんこん とないている やたらこんこん 言ってるから 大丈夫ですか? と聞いてみた どうやら インフルエンザに 罹ったみたいです 神さまでも 罹ることが あるんですね わたしの作った ワクチン要りますか? これは強力な 特注品で…
脳をインターネットへ アクセスさせて 電脳の海に飛び込む 蜘蛛の巣のように 張り巡らされた ここは誰かの 脳のなか 真実にはいつでも 鍵がかけられて 誰にも見られないように なっている だから我々は 誰かが生み出した ウソの情報を そのまた水で薄めて ペ…
厳しい暑さも いつしか過ぎ去り 夜はめっきり 涼しくなった 昼はまだ暑いから 半袖を着てても いいけれど これがまた 夜になると 肌寒い そこでわたしは 半袖型長袖を開発した 暑いときには 半袖モードで 快適に 寒いときには 長袖モードで 暖かく この服は …
二つ目の金メダルのかかった 四年に一度の大舞台 ぼくはこの日のために 厳しい練習をこなしてきた ゴーグルをかければ 周りの音はかき消される 今日も 水面はけたたましい声援で 小刻みに波打っている このプールを二往復 たったそれだけ泳げば 金メダルが手…
いつも通る 道の隙間に 見たことのない 花が咲いてる きれいな花を 見ていたら 隣に見たことのない 木が植ってる 不思議な木を 見ていたら 隣に見たことのない 実が成っている 美味しそうだから 食べてみたら 美味しすぎて ほっぺたが落ちた 落ちたほっぺた…
ぼくの足は 浮いている 浮き足立って 歩いてる 酔っ払って 浮いている 歩いてるように 浮いている 浮いてるように 見えないが ほんのちょっとだけ 浮いている 魂の方が 身体より ほんのちょっとだけ 天国に近い あんまり浮くと 天国へ 連れてかれちゃう それ…
これがいいと 思った方法でも 自分には 合ってないこともある それでも そのまま 続けなければ ならないこともある 合わない方法でも 続けるうちに 慣れてくることもあるし 慣れずに終わることもある 慣れずに終わったとしても 今後自分の糧になるはず 誰か…
ぼくの手は もちろん二本だ けれども 見えない手が 何本かある きっと眉間の 真ん中あたりから 伸びている 会いたい人や 欲しいもの 行きたい場所に 行ける手だ 最も 行きたい場所へは 脚で行くのだが かつて体験したことを 思い出して 引き寄せ手がルートを…
日本酒初心者 参ります 酒屋の棚から 日本酒の瓶たちが なんだこいつはと 睨んでる そんなに怖い目で 見ないでください 決して怪しい 者じゃないですから 西洋かぶれの匂いが ぷんぷんするなあ 日本刀すら 持ってないじゃないか いや、それはさすがに 武士で…
ぼくの主食は ご飯です パンだと なかなかに お腹が空きます パンダも なかなかに お腹が空きます ナンでも なかなかに お腹が空きます カレーがついたら 少しはマシかも なんでも 好き嫌いせずに 食べればいいじゃないか という人もいるけど お腹だけは正直…
さすがに パンチをもらいすぎた 残りはまだ 五ラウンドある 目の前が、 ぼやけて、 二重に見える 善良な人間の 悪魔のような顔と 悪魔のような人間の 善良な顔 観客の中には 悪魔のような顔の 奴らがほとんどだ みんな自分のことしか 考えてない このタイト…
ぼくらの体力ゲージは 空に浮いてる 日中は満タンだけど 夜になると 減ってたりする ちなみに今日は 半分になってる 団子でも食べたら 満タンになったりしないかな ついでに言うと 夜のゲージがゼロなほど 割と元気な気もする 月面人間工場で ぼくは不良品と…
遠回り 遠回り ぼくの人生は遠回り 気づかない 気づかない 遠まわってても 気づかない 見たことのない 街に来てみても どこにもなにも 見つからない こころが空になって こころから欲しい ものが見つからない 望遠鏡を覗いてみても 海の底を探してみても ど…
長年かけて溜め込んだ 想い出とともに ぼくは手放す このディスクは ただ音が記録されている だけのものではなく 記憶の断片が 刻み込まれている しかし 月日が経つとともに ディスクへの執着は薄れてゆき あってもなくても もうどうでも良くなる 脳細胞と直…
見知った道の 距離は短い あっという間に 目的地だ 見知らぬ道の 距離は長い コンクリートの上なのに 砂漠を横断しているような。 見知った道でも 知らない通りに 差し掛かると ひとたび辺りは 砂漠に変わる きっと家の 屋根なんだろうが やたら大きな スフ…
半年前の自分と 同じ服を着て 同じ場所に立つ 何もかもが 同じはずなのに こころの中は 全く違う ついでに言うと 髪の長さも違う 同じ場所に立って 同じことをしてても 何かが全く違う ふと見上げた鏡に 一年前の自分が映った 何もかもに疲れ切って この世の…
秋は なぜだか 食欲が増す ご飯を食べても お腹が空くので おかわりをして 一杯目よりも 多く盛る それでもまだ足りないから 東京タワーの高さくらいまで 盛ってみる 食べ進めているうちに 気がつくと 自分の手まで食べていた それでもお腹が空くもんだから …
引っ越してきたとき あんなに狭かった部屋が 見違えるように 広くなった 当時は 毎日情緒が不安定で 大笑いしたと思ったら 次の瞬間に 泣いていた 動かない ロードバイクを 必死に漕ごうとしながら 絶え間なく出る汗に 溺れかけていた 今や 板目の床は 程よ…
先の予定が てんてこまいに なっている てんてこまいは コマが回転して ぶつかるように 宙でてんてこ 舞っている そんな時には カウボーイのような ロープを使って ひょいと投げれば 回転しているてんてこまいの 軸足に引っかかって こちらの手元に 引き寄せ…
ぼくは 意味もなく 人を見つめてしまう 癖があるようだ 自分では気づかないけど しょっちゅう勘違い されてるみたいだ 今日もやっぱり 見ていたらしく 微笑みの矢による攻撃を 胸のど真ん中に 喰らってしまった ぼくにとっては 不意打ちだ 緑色の血液が 点字…
人間は食事なしでは 生きられない 本能的に食べたいものを、 身体がその時欲するものを 人は選んで食べている そう思いたいのは 山々だが 消化された食べ物が また別の食べ物を 誘っている可能性も なきにしろあらずだ 例えば 小麦を使ったパンなどは 次から…
外食ではもっぱら 定食を食べる 昼なら魚で 夜なら肉を 特に 焼き魚の定食が好きだ ぼくは 焼き魚の食べ方に関しては 誰よりも綺麗な自身がある 皮ももちろん 美味しくいただく むしろ プリンなんかの 洋菓子よりも 魚のパリパリの皮の方が よっぽどデザート…
弟が家に遊びにきてる しばらく うちで暮らすようだ 何気ない日常は 実家以来だ 最も 弟とふたりきりで 生活するのは 初めてかもしれない でも 誰かの葬式があるらしい ぼくらは その準備をしている ガタガタと 玄関のドアを こじ開けようとする音 急いで向…